第7号 総力特集「ミステリーだぜおっ母さん!!」で掲載した愛知県日進市にある宗教公園「五色園」に、もう一度行ってみました。
あの時と同じ景色が、まんまあった(感涙)。
近くに建設された日進ジャンクション。愛知万博を境に周辺の風景も様変わりした。(五色園へ行く時は目印になります。)
だけど五色園は、まんまあった。
おばあさんも、まんまいた(再び感涙)。
よく見ると、きれいになっている像もある。
ほら、こっちも。ぬりなおされているんだ。
なんと、浅野祥雲作品再生プロジェクト
http://www.days.ne.jp/chinmeisho/event/
なるものが発足し、活動しているようである。
浅野祥雲とは、カラーコンクリ像の作者で各地にコンクリ像を量産した人。その意思を受け継ぐものがあらわれたのだ。
そこで私は「はっ!」と気付かされた。
すげー、ものを作り出すってことは、こういうことなんだ、すげー。誰かが、作らなかったら、誰も知らなかったことかもしれない。だけどいま、時を越えて、こうして出逢えている。すげー。
五色園にあらわされているのは、親鸞聖人の教え。
それをいま、ぼくたちは共有している。
だから、もっと考えたほうがいい。
男の人も。
女の人も。
おじいさんも。
おばあさんも。
もっとよく考えよう。
子供も。
ヒゲのおじさんも。
三遊亭好楽さんも。
最初から否定せずに。
耳を傾けて。
顔のこわい人も。
もっとこわい人も。
さらにこわい人も。
マリア様みたいな人も。
五色園をつくった人も。
前を見つめて
みんなで
共に考えよう。
そんなこんなの五色園でした。
遠藤文庫 − 2010 春 愛知県日進市