一枚の写真〜iPhoneアプリ開発講座その1〜

2010年6月1日 火曜日

 今回はいきなりですが、実際にアプリをひとつ作っていただきます。細かい手順や、開発環境作りについては後ほど補講を行いますので、そちらをご覧ください。それでは、ユミ先生お願いします。


よろしくお願いします。
さっそくiPhoneアプリを作ってみましょう。最初は見ていていただくだけで構いません。大まかな手順をざっくりと理解していただければと思います。

材料のおさらい:
PNG画像

もうかりますか?〜iPhoneアプリ開発講座その0〜

2010年5月15日 土曜日

第一回iPhoneアプリ開発講座にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。当日に発表しました通り、愛知県漂流では講義の内容を新連載としてスタートさせることになりました。初回の今回は特別編「iPhoneアプリ開発講座〜その0〜」として、講師をしてくださったユミ先生にインタビューしたいと思います。


きょうは、本当にありがとうございました。


こちらこそ、ありがとうございました。


今回の企画は、ほとんど宣伝も出来なかったのですが、予想より多くの人に集まっていただきました。iPhoneアプリ開発に関心のある人は、とても多いのではないかと思っています。


私もびっくりしました。人前に出るのが苦手なので、ちょっと困りました。


全然そんな風には見えませんでした。素晴らしい講義でした。


そんな、そんな・・・

(ひとしきり、気を使った間が流れる)


iPhoneアプリ開発がとても簡単に始められることが分かって、とてもためになりました。何かできそうだな、という予感で今もワクワクしています。


そう思っていただけたら、よかったです。私も最初は、そこからスタートしました。


ユミ先生は実際にいくつかのアプリを作っているようですが、率直な感想はどうですか?


私自身は開発側の人間なので、実際につくっているのはお客様のアプリなんです。個人的に「私のアプリです」と言えるようなものはまだ無いのですが、iPhoneアプリ開発自体は、個人的に楽しむ人向けの商品だと思っています。


どいういうことですか?


AppleはiPhoneアプリ開発キッドと、アプリを売るAppStoreを同時に提供しています。それ以外に売れる場所が無いので、大企業も中小企業も個人であっても全部同じ条件でアプリを配布することになります。Appleが用意したデパートに、いろんなアーティストやブランド企業と並んで自分の作品を売ることができるというのは、個人的にすごく楽しいことだと思っています。Appleの販売戦略も特殊な使い方を除いては、個人と法人の別なく展開しています。


もうかるんですか?実際?


それは、わかりません(笑)プログラムというのは結局「入れ物」というか「パッケージする箱」なので、そこに「何を入れるか」だと思います。Appleは同じ入れ物の中でも、とても楽しくて、かっこいいパッケージを提供してくれました。それがiPhoneなんです。


なるほど、確かにそうですね。雑誌も言ってみれば紙の束をホチキスで止めただけのものなんですが、そこに印刷して、流通させて、店頭に並べて、代金を回収するっていうすごく手間がかかります。中身で勝負する前に、資力とか信用だとか流通だとか、そういった面での壁がありました。でもコストが抑えられるからって、売れるかどうかは別問題ですからね。


はい。やっぱり中身勝負、コンテンツ勝負になってくると思います。おっしゃる通り雑誌もそうですが、絵も写真も映像も音楽も、いろんなカルチャーが誰でもそれなりの作品が作れるようになってきました。技術的には、という意味です。プログラムというのは、ゲームになれば、そこに加わるジャンルでもあるし、プログラム自体がこれまでのカルチャーと一緒になって発展していくのだと思います。これまでのカルチャーにもプロとアマチュアがあったように、これからもプロとアマチュアの差はあるでしょう。だけど、その差はどんどんなくなって、あんまり意味の無い分け方になってくると思います。


コンテンツの配信だけならWebサイトだけでもできますが、代金決済まで一括で出来るっていうのが魅力ですね。それで、iPhoneアプリ開発に未来はありますか?


あると思います。電子書籍として注目されているiPadもiPhoneOSを採用しました。iPhoneアプリ開発ができれば、同時にiPad用のアプリにも対応できます。AppleはこれからもiPhoneOSを軸に展開してゆくでしょうし、Apple製品に対応していくには必須の知識だと思います。


で、結局もうかるんですか?iPhoneアプリは?


だから、わかりません(笑)もうかる人はもうかるし、そうでない人もいるでしょう。絵や音楽と同じです。


もうかってくれなくちゃ困るんです。


私に、そう言われても(笑)


せめて愛知県漂流を継続させる資金だけでも…


がんばってください。

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次回から新連載「iPhoneアプリ開発講座」本格スタートです。