ヤバい!ブックマーク犬山が閉幕。


スゲー顔だな、この姉ちゃん。

ブックマークイヌヤマが、ひっそりと、しかし穏やかならぬ熱狂を醸しながら14日閉幕した。静かな城下町犬山は、この日、あたたかい春の陽気のせいなのか、観光客がにぎわいを見せていた。その観光客の中にブックマークイヌヤマに駆けつけたディープな人々が混じっていたことを知るものは少なくない。

ネット時代と呼ばれ情報の氾濫、洪水、海などと叫ばれ、もう幾年。「知ってる人は知っている、知らない人は全然知らない。」という縄文時代から続く当たり前の状況に、ネットがもたらした変化は「知ってる人は、知り過ぎている」ということであろう。つまり情報を広範囲に広げることが期待されていたネットは、もう一方でよりディープな情報を求めるツールとなった。一部の利用者により、情報の穴を深部に広げることに力がそそがれ、現実には、そのたまり場を求めるようになった。

かつて情報の蓄積が「本」にのみ依存していた時代に、本屋に活気があふれ、よりディープな情報を求めるものが「古本市」に、たまり場を求めた。本からネットへの移管ではなく、本+ネットという単純な足し算により情報量が増えた現在において、今回の企画は「古本市」と「ネットのたまり場」の両側面を持つ企画であったのだろう。

よって推測するに、このイベントに集った人はかなりの「変わり者」であるに違いない。(あくまで推測なので、せっかく参加したのに変わり者扱いされてキゲンを害するような方は、なるべく早めにこのページを閉じてください)これほどディープなイベントが行われながらも、平静な街の顔を保てたのは、複数のイベントが、多店舗で同時多発的に行われていたからかもしれない。一般観光の方は、なぜかしらメイドや怪獣や歩く待ち合わせ場所なるヘンテコなものが街を闊歩してるな、なんだろ?とおもいつつも、答えを追求するまでの努力は払わないであろう。

そんな状況下にあって尚、愛知県漂流トークイベントまで足を運んでくださった方々、本当にありがとうございました。

このイベント成功の裏には主催のセトノオトコホマレこと古沢氏とスタッフの方々の協力があったことには確実で、このように楽しい機会に参加させていただいたことに、大変感謝しております。

なぜかしら犬山にはこうした人々が集まる傾向があるようです。
聖地・犬山は、まだまだ健在です。

(遠藤)

URL:http://bookmarkinuyama.jyoukamachi.com

コメント / トラックバック2件

  1. 酒井竜次 より:

    ブックマークイヌヤマ、本当に楽しかったです。

    昔、うちのオヤジが、
    「夏になると、各地で花火大会が開催されて、それを情報誌が煽るだろう。どこどこの市では何万発打ち上げるぞとか、どこどこでは仕掛け花火がすごいぞ、とか。そんなんに惑わされるなよ。何万発も見るほど花火マニアじゃないし、仕掛け花火もたいして興味がないだろう?まして、そのために渋滞や混雑に影響されるのも面倒くさいだろ。近くの河原で行われる、小規模の花火大会でいいんだよ。花火っていうのは、名残惜しいくらいがいいんだよ」
    と言っていたのを思い出しました。

    規模が大きいとか、動員人数が多いとか、投じられた金額が多額である、というような単純な価値ではなく、ブックマークイヌヤマには、人を楽しくさせる、もっと大切な何かが見え隠れしていた気がしました。

    それは愛知県漂流にも備わっていた「何か」だと思います。
    その共通する「何か」があったからこそ、愛知県漂流にとって、
    ブックマークイヌヤマは相性がよかったのだと思います。

    なにはともあれ、セトノオトコホマレこと古沢氏に感謝です。

  2. 管理人 より:

    愛知県漂流トークイベントの主催者セトノオトコホマレこと古沢氏の言葉をネットで発見!一日目(愛知県漂流トークイベントの日)の夜、イベントの疲れからかハイテンションの中で行われたインタビューのようである。どうやら北海道冒険芸術出版の堀氏が、ほぼ独断でアップしているらしい!?
    誰か彼に肖像権というものを教えてあげたのかい?

    とにかく、第2回ブックマークイヌヤマの開催を切望!
    感謝と激励を込めてお送りします。

    以下、抜粋。

    永遠の中学生・ブックマークイヌヤマ実行委員長の古沢です。
    本当、中学生スピリッツというのかバカな夢と妄想を抱いたまんまじゃないと、やっぱり、こういうイベントのおもしろさは出てこないんですよね。まともな感じでまとめていっちゃうと、誰でもできるような誰でも考えつくような、記憶に残らないようなイベントになってしまう。オレたちでやるんだったら、オレたちなりのものを。今回のイベントのサブキャッチコピーは「インディーズ町おこし」インディーズって言うのは自主活動ですよね。自分たちでやってる。自分たちで作るんだから、誰にも文句は言わせない。好きなもの創り上げると。そっから滲み出る、愛だとか余分なよくわかんない力みたいな、エネルギー、妄想が人に届く。それに意味がある。

    勝手な感じがやっぱり面白い。新しい価値観を提示できれば、次につながっていく。

    セトノオトコホマレこと古沢氏(古書 五っ葉文庫)
    http://ameblo.jp/itutubabunko/

    撮影・インタビュアー:堀 直人(北海道冒険芸術出版)
    http://ameblo.jp/hokkaido-rpg/

    出典:http://www.ustream.tv/recorded/5412706

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